2023/8/29

体重測定

こんにちは。
唐突に体重測定の話を始めます(笑)
 
体重、測っていますか?
「最近痩せたっぽい」
「最近太ったっぽい」
「全然変わりはないです」
 
診察室でよく繰り広げられる会話です。
でも、けっこう外れてます…
 
「あれ?」
 
という方がかなり多いです(笑)
 
どんな動物もなるべく定期的に体重を測りましょう。
見た目に変化が訪れるときにはかなりの変動があります。
 
ヒトで考えてみるとわかりやすいかもしれません。
 
例えば60kgでふっくらした方が
頑張ってダイエットして55kgになると
かなり見た目に変化が出ますよね。
体重にして約9%の減少です。
 
10kgの犬だと900g
4kgの猫だと360g
1kgのウサギだと90g
50gのハムスターだと4.5g
30gのインコだと2.7g
 
どうでしょう。
これもう実際に測定しないとわからない数字だと思います。
 
動物には毛や羽があるので見た目の変化は
ヒト以上にわからないことが多いです。
つまり見た目にわかるときにはもっと変化が起こっている
ということなんですね(減る方も増える方も)
 
単純に食べ過ぎ、食べなさ過ぎでの増減なら
食事量のコントロールで良いのですが、
なんらかの病気でも(例え見た目が元気そうであっても)
体重の増減はふつうに起こります。
 
いつも通りの生活をしているはずなのに
なぜか体重に変化が出てきている…
そんなことが病気の早期発見につながることも多いです。
毎日、とは言いませんが、せめて週に一度くらいは
体重測定をしてちょっとした変化に気がつけるようにしませんか?
 
わんちゃんは抱っこしてヒトの体重を引いて。
ねこちゃんはキャリーに入れてキャリーの重さを引いて。
 
もっと小さな動物はこんな道具たちを使って
体重測定を行なっています。